京都大学大学院医学研究科と医用画像を用いた業務自動化に関する共同研究を開始

京都大学大学院医学研究科と医用画像を用いた業務自動化に関する共同研究を開始

株式会社Rist(本社:東京都目黒区、代表取締役:遠野宏季、以下Rist)は、京都大学大学院医学研究科(准教授:中村光宏)と共に、CT医用画像を用いた業務自動化に関わる共同研究を開始いたしますので、お知らせします。


共同研究の背景
CTやMRIといった医用画像は、体内の状態を可視化する手段として非常に魅力的であり、近年の撮影技術と医療機器の進歩により、短時間で大量の画像を撮影することが可能になっています。
一方で、読影対象となる画像は一人の患者につき数百枚となることもあり、医用画像を扱う医師の負担は膨らんでいます。
そこでこれらの課題を解決すべく、AIを用いた画像処理技術を用いて医師の負担を軽減するために共同研究を開始いたしました。


共同研究の概要
医用画像を扱う医師の業務の中には、医用画像を確認し疾患の発見などを行う診断業務の他に、がんに対する放射線治療業務があります。
放射線治療の工程は、CTシミュレーション・治療計画・プランチェック・治療に大別されますが、それぞれが密接に連携しているためどの工程も欠かすことができません。
今回の共同研究では、治療計画時にCT画像上で病変と周辺臓器の輪郭を入力していく膨大かつ煩雑な作業に対して、深層学習により半自動化するソフトウェアの研究開発に取り組んでいきます。


京都大学大学院医学研究科 医学物理学分野について
京都大学では,2005年から放射線腫瘍学・画像応用治療学分野におきまして,全国に先駆けて欧米型の医学物理活動が開始しました.その内容は,基盤・臨床・産学共同研究,OJT形式による臨床研修など多岐に渡ります.2008年からは工学研究科とも連携し,現在も幅広く活動しています.2017年10月から人間健康科学系専攻におきまして医学物理学分野が発足しました.今後も引き続き放射線腫瘍学・画像応用治療学分野及び工学研究科と連携しながら,研究・臨床・教育を展開していきます.
http://radiotherapy.kuhp.kyoto-u.ac.jp/medicalphysics/


中村光宏准教授について
京都大学大学院医学研究科にて,放射線治療の四次元化に関する研究に従事し博士号(医学)を取得した.その後,同大学医学部附属病院 放射線治療科にて医学物理士として臨床業務に携わると同時に,動体追尾照射の開発及び臨床導入に貢献した.2017年10月より京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 医学物理学分野の准教授となり,後進の育成と研究を推進している.