3Dデータ解析で扱う3つの技術

分類Classification
3Dオブジェクトを認識・判別する技術。種類判定や、定性的なランク付け等が行える。

部位の特定Part Segmentation
対象の各部位領域を自動で判別する技術。必要な部品情報等を抜き取ることができる。

空間認識Semantic Segmentation
画像から物体を抽出し、各オブジェクトの境界輪郭線を認識する。空撮3D風景データなどから、エリア情報を解析することができる。

case.01自律飛行型ドローンと
AIを活用した施工の最適化

発破現場をリアルタイムで“見る”ためのドローンカメラ「Blast Eye」と、熟練者の観察・判断を学習し“現場の良否を判定”する「Blast AI」を開発。
戸田建設株式会社と株式会社Ristは、山岳トンネルの発破掘削工法において、発破後の飛石(発破飛石)の形状から次の発破パターンを検討するために、従来熟練のトンネル技能者が行っていた発破の良否判定をAIにより自動化する「発破良否判定システム:Blast Eye/AI:ブラスト・アイ」を開発しました。
Blast Eye
GPSが受信できない、長い線状の狭隘な連続空間でも安定した飛行を実現。

Blast AI
種々の模擬発破飛石形状を学習し、良否を判定


case.023DレーザーレーダーのAI活用
3D-LIDARによるリアルタイム三次元情報の取得と物体認識・行動解析・形状認識技術

LIDARからのレーザーが測定対象物で反射し、戻ってくるまでの時間差から距離をリアルタイムで測定し、物体の3次元画像を取得する。
3Dレーザーレーダーによる動体検知例
歩行者の存在を認識すると同時に、動体ベクトル(移動方向と移動速度)も検知する

https://www.konicaminolta.com/jp-ja/future/3dlr/
https://special.nikkeibp.co.jp/atcl/NBO/16/010500001/
Deep Learningによる低反射率物体の距離推定
3D-LIDARの課題である低反射率物体の距離測定精度を向上

レーザーを反射しにくい黒い物体は正確な距離が測定しづらい。Rist独自の学習プロセスで黒い物体の距離を補完し、正確な距離推定を実現。