製品開発、R&D部門の画像AI開発をまるごと受託「Rist画像AI研究委託サービス」 をリリース

株式会社Rist(本社所在地:東京都目黒区、代表取締役社長:藤田亮 以下、Rist)は、2021年5月27日より「Rist画像AI研究委託サービス」を開始いたします。本サービスは、企業の製品・サービス開発やR&D部門向けに画像AI開発をまるごと受託するサービスです。AIを用いた製品やサービスの研究開発を促進し、日本のDXをAIの技術で後押ししていきます。

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■背景
Ristは2016年の創業以来、製造業の外観検査領域におけるAI導入を支援してきました。特に既存のルールベース検査機やパッケージプロダクトでは対応できない高難易度な課題に取り組み、PoC(実証実験)にとどまらず、現場実装まで行っています。
最近では社内業務効率化のためのAI開発だけではなく、製品開発、R&D部門に対してRistのリサーチエンジニアとしてのスキルセットを活かしたいというお声もいただくようになってきました。

昨今、大企業を中心に、AIを活用した新ビジネスの創出は増えてきています。その中で、AI開発の意味が少し変わってきています。業務効率化のAIとは違い、製品に組み込むAIやR&D部門に必要なAI開発においては、他社との差別化が必須条件になってきているのです。これには高い技術力、現場実装までの経験、幅広い業界への知見が必要になります。

Ristにはそれを満たすための数々の導入経験があります。さらには、世界最大のデータ分析コンペ“Kaggle”においてKaggle Master以上のランクを持つエンジニアをはじめ、経験豊富なエンジニアが数多く在籍しています。これらの力で、お客様の画像AI開発をまるごと受託し、他社と差別化のできる製品開発、R&D部門への協力を行っていくため、サービスのローンチに踏み切りました。

■Rist画像AI研究委託サービスについて
本サービスではAI開発でよく見かける案件ごと工数ベースでの個別見積もりの開発だけではなく、お客様の要望・課題に合わせた形で、4つの中から最適なプランをご選択いただけるようにしました。これによりお客様との関係を強固にして、一つのチームとして開発・研究を共に行っていくことが可能になります。

①ライセンスプラン
初期段階で目標値を設定しにくい案件や、AIの作り込みが差別化のポイントになる案件等に有効です。開発したAIを搭載した製品1台につきAIライセンスの使用料をいただくプランです。開発期間の費用を最小限に抑えることが可能です。

②精度コミットメントプラン
高い精度や処理速度が差別化のポイントになる案件等に有効です。目標値を定めて、達成度合いに応じて金額を設定します。目標に達しなかった場合の費用面のリスクを最小化できます。

③チーム確保プラン
大規模な投資案件や高速で沢山のPoCを回す案件等に有効です。お客様向けのチームを中長期的に確保し、柔軟にタスクを依頼することが可能になります。

④個別見積プラン
従来型のAI開発プランです。RFPで業務内容が明確な案件等に有効です。必要な工数によって都度お見積もりをし、タスクも柔軟に依頼することが可能です。

■目指す未来
DXが叫ばれている時代、with コロナ、after コロナの時代の中でも、AIの技術力が時代を生き抜く鍵になっていきます。そんな時代の中、AIという言葉はよく耳にしますが、企業内でのAIの利用率は未だに低いのが現状です。さまざまな調査会社がリサーチをしている結果を見ても、企業内のAI利用率は10%〜15%程度しかありません。今回のサービスのリリースにより、精度の高いAIを組み込んだ製品やサービスの研究開発を促進し、Ristは日本のDXをAIの技術で後押ししていきます。

■Ristについて
Ristは先端技術を取り入れることで社会や顧客の課題を解決し、価値提供を行います。
人工知能技術Deep Learningなどを用いて、製造業や医療、建設業を始めとした分野で画像を用いた検査システムである「Deep Inspection」の提供や、ロボット制御からAIシステムまでを一貫して行う「Deep Robotics」、テーブルデータの分析を行う「Deep Analytics」などお客様に合わせた幅広いAIシステムをオーダーメイドで開発しています。
AIを用いたシステムの社会実装を加速させるため、2018年12月に京セラコミュニケーションシステム株式会社の完全子会社となりました。

– 会社名:株式会社Rist
– 所在地:東京都目黒区目黒2-11-3
– 設立日:2016年8月1日
– 代表取締役社長:藤田 亮
– URL: https://www.rist.co.jp