Rist Kaggle Team所属・Kaggle Grandmaster小野寺の参加するチームが「Amazon KDD’Cup 2023」で優勝

株式会社Rist(本社所在地:京都市下京区 代表取締役:藤田亮、以下Rist)は、「Amazon KDD’Cup 2023」において、Rist Kaggle Team所属、Kaggle Grandmasterの小野寺が参加するチームが優勝したことをお知らせいたします。

KDD’Cupは、毎年開催される、大規模な機械学習コンペティションです。
世界最大級のデータ分析プラットフォーム「Kaggle」同様に知名度があり、難易度の高いコンペティションとして知られています。
今年はAmazonが主催するrecsys(※)で、購買予測に関連する全3つに分かれたtaskを解き、それぞれの順位を合計して一番小さい順位のチームが総合優勝するという仕組みでした。
※recommender system

参加者は、下記3つのtaskを解きました。
task1: 英語、ドイツ語、日本語のセッションにおける次に関与する商品の予測
task2: フランス語、イタリア語、スペイン語のセッションにおける次に関与する商品の予測(転移学習技術の活用が推奨される)
task3: 次に関与する商品のタイトルの予測
小野寺の参加するチームは全てのtaskにおいて1位を獲得し、優勝いたしました。

今回のコンペティションの結果についてはこちらからご覧いただけます。

小野寺コメント
candidatesの選出時点でrecallを上げてもコンペの指標であるmrrが後段のCVで損なわれる現象が多々あって困惑しました。6種類の言語を扱わなければならず、特徴の作り方に工夫が必要でした。例えば日本語のuserの日本語の商品に対する見え方と、英語のuserの日本語の商品に対する見え方は違うはずなので、co-visit matrixを自身の国とそれ以外で別々に計算し、特徴を二つに分けました。今回のコンペでは、他言語の商品をどうレコメンドするかという技術を学ぶことができました。

世界トップクラスのAIエンジニア・データサイエンティストが在籍する「Rist Kaggle Team」
Ristは2019年より、優秀な成績を持つKagglerを積極的に採用する「Kaggle枠採用」を開始すると同時に、世界トップクラスのAIエンジニア・データサイエンティストで構成される「Rist Kaggle Team」を創設しました。現在、Rist Kaggle TeamにはKaggle Grandmasterが7名、Kaggle Masterが5名在籍しており、高難度なデータ分析・AI技術を用いたソリューション提供・プロダクト開発などに従事しています。
Ristでは、2026年3月末までに「Rist Kaggle Team」を20名に増員することを目標に、今後「Kaggle枠採用」に力を入れてまいります。

Ristについて
Ristは先端技術を取り入れることで社会や顧客の課題を解決し、価値提供を行います。
人工知能技術Deep Learningなどを用いて、製造業や医療、建設業をはじめとした分野で画像を用いた検査システムである「Deep Inspection」の提供や、テーブルデータの分析を行う「Deep Analytics」などお客様に合わせた幅広いAIシステムをオーダーメイドで開発しています。
AIを用いたシステムの社会実装を加速させるため、2018年12月に京セラコミュニケーションシステムの完全子会社となりました。

  • 会社名:株式会社Rist
  • 所在地:京都府京都市下京区五条通河原町西入本覚寺前町830 京都エクセルヒューマンビル 7階
  • 設立日:2016年8月1日
  • 代表取締役社長:藤田 亮
  • URL: https://www.rist.co.jp

※記載されている会社名、ロゴ、システム名、商品名、ブランド名などは、各社の商号、登録商標、または商標です。