新築マンション販売/買換えご相談時のAI査定
マンション版に続き、「土地戸建版 価格査定AI」を開発・導入
~商談時にスピーディーで的確な資金計画をご提案~

2023年12月8日

東急リバブル株式会社
株式会社Rist

 

 

 東急リバブル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:太田 陽一、以下「東急リバブル」)は、新築マンションの販売において、お客様が所有している不動産の売却資金を充当して物件購入を検討する買換えのご相談に、2023年4月より「マンション版 価格査定AI」(以下、「マンションAI査定」)を導入済ですが、この度、株式会社Rist(本社:京都府京都市、代表取締役社長:長野 慶、以下「Rist」)と「土地・戸建版 価格査定AI」(以下、「土地・戸建AI査定」)を共同で開発し、2023年12月よりサービス提供を開始しました。
これにより、居住用不動産を買換え資金として充当されるお客様に対して、商談時に査定額をスピーディーに提示することが可能となりましたので、お知らせいたします。

■土地・戸建AI査定の実現
 土地・戸建AI査定は、東急リバブルにおける一般的な査定ルールを適用するとともに、明確なルール化が難しい査定担当者の経験則(暗黙知)による判断を兼ね備えたAI査定システムです。(※対象エリア:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)
 AIモデルの開発にあたっては、東急リバブルの査定担当者が1,000件を超える査定データ(学習用データ)を用意しました。
 東急リバブルの査定担当者およびRistのデータサイエンティストの知見を活かすことで、マンションに比べて難易度の高い土地・戸建の査定においてMER値3.88%という高精度を達成することができました。

■これまでの買換え物件の査定
 東急リバブルの新築販売においては、お客様の買換え相談に対して、新築販売担当者が直接査定業務を実施できないため、所有不動産所在地を営業圏とする東急リバブルの売買仲介店舗へ査定業務を依頼し、数日から1週間後に提出された査定書を基に、お客様へお伝えするという段階的な商談スキームで行っていました。

■価格査定AIシステムの導入による不動産査定のDX化
(1)マンションAI査定は、2023年4月よりサービス提供を開始しており、同年10月末時点において14のプロジェクトで200組を超えるお客様にご利用いただきました。

 【2021年11月9日付、ニュースリリース】
  売買仲介の実務で利用可能な『マンション価格査定AI』を開発
  ~東急リバブルとRistの知見をもとに、AIがMER値1.98%という高い精度を実現~

 【2023年3月20日付、ニュースリリース】
  新築マンション・新築戸建販売における買換えのご相談にAI査定を導入
  商談時にスピーディーで的確な資金計画をご提案

(2)この度、東急リバブルではマンションAI査定の活用実績とお客様のご意見を踏まえ、「土地・戸建AI査定」を導入することといたしました。
 これにより、土地・戸建を所有されるお客様も早期に具体的な検討に入ることができ、機会を逃さず購入を判断することが可能となります。また、査定業務に関する更なる業務効率化が見込めます。

■ 今後の展開
 東急リバブルならびにRistでは、マンションAI査定に続き、土地・戸建AI査定の開発に成功し、その独自性や特異性から特許を出願中です。また、昨今、不動産業界においても様々な業務に対するDX化のニーズが高まり、デジタル技術を活用した各種サービスが開発・提供されております。不動産業界において、当該AI技術を広くお使いいただくために、将来的には外部公開(サービス提供)することも検討して参ります。